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「橋守ボランティア」を開催しました。

2025.08.09
活動紹介

     7月12日(土) 「橋守ボランティア」を開催しました。

「橋守ボランティア」は、日本ミクニヤ株式会社 あさひひまわり工房 工房長の土屋政隆様に呼びかけをいただいて、今回が5回目となりました。

 目的は、「若い世代が橋の老朽化や維持のための取組を学習し、保全のための清掃活動を実際に体験することで、社会インフラである橋の維持管理へ対する関心を深める。」ことです。

 このイベントでは、橋梁の排水設備の清掃などボランティアが重要な目的ではありますが、会のはじめには橋梁の構造について学んだり、点検用のドローンや橋梁の構造を把握するための3D画像をVRゴーグルで確認したり、また浜田市役所の維持管理課の方から浜田市のインフラについて講義を受けたりと、生徒にとって重要な学びがあります。そして、その後で実際に橋梁の点検作業を行い、そして清掃をします。

 今回は、前回同様「インフラメンテナンス国民会議ちゅうごく」の皆様にもおいでいただき、インフラのメンテナンスの重要性についてお話を伺いました。

 そして今回は特に、浜田市役所都市建設部維持管理課、長寿命推進係長の藤下様から浜田市のインフラの現状についてご説明いただくと同時に、特別に許可をいただいて、現在通行止めになっている「浜田橋」の見学をしました。生徒は橋梁のコンクリートを実際に金槌で叩いて、音の違いを確認したり、橋脚が経年劣化している状態を肉眼で確認したりして、橋梁の点検・維持管理の重要さを実感しました。また、地域住民の方が、端が通行止めになって困って折られるという生の声に触れることもでき、特に公務員志望の生徒などは、役割の重要性を感じる機会となりました。

 これまで5回の中では、建設・建築ばかりでなく、情報系・機械系に加え公務員への指向をもった延べ30名の生徒が参加し、インフラに関心を持つと同時に、自らの進路を考えるうえで大変参考になる会でした。

 日本ミクニヤ株式会社あさひひまわり工房 様 ありがとうございました。